| 2009年9月10日号 [ジャンル:国際協力] |
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先日、わが家でトイレのリフォーム工事がおこなわれました。工事中は、当然のことながらトイレを使うことができません。今日だけのガマンと割り切って、おフロや庭で用を足すことも考えましたが、やっぱり「トイレ」はトイレで済ませたい。お隣さんにお借りすることで急場をしのぎましたが、これをきっかけに「トイレがいかに大切か」をあらためて実感。ふだんは気づきにくいけれど、トイレって、欠かすことのできない重要な空間なのですよね。
ところが、現在世界の人口の40%の人たちは、トイレなど基本的な衛生施設がない状態で生活しているといわれます。そればかりか、毎年150万人以上の子どもたちがトイレと汚れた水の問題から下痢をわずらい、脱水症状などによって命を落しているという事実もあるのだといいます。
学校にトイレや給水設備がないことから就学率の低下を招いたり、衛生環境の不備による下痢が原因で子どもたちの学業時間が奪われているということも見逃せない問題。トイレをはじめとする「水と衛生」の適切な設備や知識の普及は、途上国の人々の命と健康を守るための、深刻かつ緊急な課題といえるのです。 |
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| 1,000の家庭のトイレ建設をおこなう「千のトイレプロジェクト」 |
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そこでご紹介するのが、途上国のトイレと水の問題を改善することを目的に、王子ネピア(株)が展開する「千のトイレプロジェクト」。2年目となる今回のキャンペーン期間は9月1日から12月31日までの4か月間、トイレットペーパーやティシュなどのプロジェクト対象商品を購入すると、その売上の一部が、ユニセフの「水と衛生に関する事業」に寄付されるという取り組みです。
プロジェクトの支援対象国は、アジアで一番若い独立国である東ティモール民主共和国(以下、東ティモール)。1,000の家庭でのトイレ建設と、5つの学校でのトイレと給水設備の建設、修復、衛生習慣の普及と定着のための活動を支援します。トイレの建設を含むプロジェクトの実施にあたっては、ユニセフや地元NGOの指導・協力のもと、住民が主体となって、建設作業や啓発活動が実施されます。ちなみに、設置されるトイレのシステムは手動水洗式の簡易なもの。下水道などの設備もなく、また汲(く)み取りのバキュームカーなどが入る道路もないといった東ティモールの現状に即したシステムです。温水洗浄機能付き最新設備のトイレにくらべれば簡素かもしれないけれど、草むらにしゃがむ「お外トイレ」よりはずっと衛生的で安全だし、プライバシーも守られるはず。リフォーム工事後の、キレイに生まれ変わったわが家のトイレをルンルンながめていると、新しく設置されたトイレを喜ぶ東ティモールのみなさんの気持ちに思わず共感してしまいます。私たちにとってあたりまえにある「トイレ」は、本当は、生きていくためにかけがえのないものなのですよね。
みなさんもトイレに入ったなら、途上国のトイレの現状と、このプロジェクトのことをどうぞ思い出してみて。ふだんは気づきにくいけれど、トイレは私たち人間にとって「欠かすことのできない重要な空間」なのですから。
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| 名称 |
日本ユニセフ協会「ネピア・ユニセフタイアップキャンペーン」[ホームページ] |
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| 手洗い場も併設された学校のトイレ。赤一色に統一されて、何となくオシャレ |
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| プロジェクトの告知をデザインした商品も数量限定で販売。フォトグラファー・小林紀晴さんが撮影した、トイレの絵をもつ子どもたちの写真があしらわれています |
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| 農村部の人口の77%がトイレを利用できず、61%の学校がトイレと給水設備の改善を必要としている東ティモール。汚れた水とトイレの不備から、5歳未満の子どもの5人に1人が下痢をわずらっているのだそうです (写真提供すべて:王子ネピア) |
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