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プチボラしよう! プチボラしよう!
2009年4月2日号 [ジャンル:自然・環境]

廃油で石けんを作るエコなプチボラ!
自分でできるリサイクルの道を、探ってみました。
コロッケ、春巻き、てんぷら、フライ……あつあつサクサクの揚げ物は、とってもおいしいですよね。さて、お料理をしたその後には、黒くなった食用油=廃油が残りますよね。これ、最終的に皆さんはどうしていますか?
『新聞紙に吸わせて、捨てる』『油を固める粉末の凝固剤を混ぜて、捨てる』こんな処分方法が大半だと思いますが、廃油から「石けん」を作れるって、ご存じですか?

私は、福祉作業所で販売されている手作り石けんを使っていたので、「廃油と材料があれば、家庭でも作れる」ことは知っていたのですが、実際に自分で試したことがなかったので、挑戦してみました。
詳しい分量や作り方は、市販されている本や、インターネット上で知ることができますので、じっくり読んだり調べたりして、参考にしてくださいね。

【材料】
●廃油(食用油の黒くなったもの)
私の自宅には少量しかなかったため、友人に頼んで分けてもらい、混ぜて使いました。「使い古した黒いのしかないよ。大丈夫?」友だちが心配顔できいてくれましたが、大丈夫。「古くなった油ほど、化学反応が早く楽にできる」んですって。思わず心でVサインしちゃいました。
●水
軟水であればよいので、水道水でOKです。もし、地下水などで水の硬度が高い場合は、薬局で売っている精製水を使うとよいでしょう。
●カセイソーダ
薬局で購入できますが、取り扱いに注意が必要な劇物扱いの薬品ですので、購入には印鑑が必要です。
●道具
厚みのあるしっかりしたペットボトル(洗って乾燥させておく)、じょうご、スプーン(カセイソーダに腐食性があるため、アルミ製は避ける)、厚手のゴム手袋、マスク、めがね、(材料を素手で触らない・目に入れない・蒸気を直接吸い込まないための準備)、型(牛乳やジュースの紙パック、豆腐やたまごの空きパックでOK)、はかり、氷水、ビニール袋、ダンボール箱、新聞紙など。
汚れがめちゃ落ち! ピカピカ☆になりますよ。
私は、500mlのペットボトルで作ることにしたので、廃油250g、カセイソーダ30g、水100gで作りました。ペットボトル容量より少なく作れば、こぼれる心配がないと考え、少量で作ることにしたのです。

いよいよ作ります。廃油がうまく石けんになるか、ドキドキワクワクします。
ペットボトルにカセイソーダを入れ、そこに水を加えて溶かし、強アルカリ液を作ります。
※一番注意しないといけないのは、この工程です。「液体が80℃ほどに上昇する」ので、必ず厚手のゴム手袋をし、ペットボトルを氷水で冷やしながら作業します。強アルカリ性の液になりますから、「肌や目には絶対につけないよう」細心の注意が必要です。数秒間、刺激性のある蒸気が発生するので、「絶対に吸い込まないよう」注意しましょう。私は換気扇を「強」にし、真下で作業しました。

カセイソーダが溶けて透明の液体になったら、そこに廃油を加えます。ここでペットボトルのフタをしっかり閉め、液がこぼれないようビニール袋に入れ、袋の口を閉じたら、激しくシャカシャカ振ります。3分間ほど激しく振り、あとはゆっくり振ります。全体で10分ほど振っている間に、ドロリとした白いかたまり=石けんのたねができます。これを型に流し入れます。

保温しながら固めたいので、ダンボールに新聞紙を軽く詰め、中央にたねを流し入れた型を置き、固まるのを待ちます。固まったら切り分けて型からはずし、風通しをよくしながら、一か月ほど熟成させます。熟成が済んだら、強アルカリ性だった液体は、脂肪酸ナトリウム(石けん)とグリセリンに変化しています。熟成が進み「純石けん」になるまでは、素手で触らないよう注意しましょう。

この廃油から作った手作り石けん、とってもよく汚れが落ちるんですよ〜。洗うとピカピカになり、びっくり! 捨てればゴミですが、ちょっとしたひと手間でリサイクルできちゃいました。無駄にしないって気持ちがいいし、節約にもなりますよね。しかも、「純石けんは水中で微生物により分解される」といわれており、環境にも優しいです。
エコなプチボラ、楽しいですよ。みなさんも試してみませんか?

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ライター 小椋知子 ライター 小椋知子
プロフィール

  左は、「熟成前の石けん」です。型から取り出したばかりの「できたてホヤホヤ状態」で、まだやわらかいです。右は一か月後、「熟成がすすみ完成した、石けん」です。  
左は、「熟成前の石けん」です。型から取り出したばかりの「できたてホヤホヤ状態」で、まだやわらかいです。右は一か月後、「熟成がすすみ完成した、石けん」です。
  最初が肝心だそうで、3分間は一生懸命フリフリします。かたまりすぎるとペットボトルから出てきませんので、白くドロッとなったら型に移しましょう。石けんのたねには、素手で触らないよう注意!  
最初が肝心だそうで、3分間は一生懸命フリフリします。かたまりすぎるとペットボトルから出てきませんので、白くドロッとなったら型に移しましょう。石けんのたねには、素手で触らないよう注意!
  私が準備した材料と、道具です。肌に優しくしたかったので、少しだけ尿素を加えました。大事な注意点がいくつかありますので、材料や作り方の詳細は、市販の本などを参考にしてくださいね。  
私が準備した材料と、道具です。肌に優しくしたかったので、少しだけ尿素を加えました。大事な注意点がいくつかありますので、材料や作り方の詳細は、市販の本などを参考にしてくださいね。

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