| 2009年1月22日号 [ジャンル:その他] |
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世界的な景気悪化が原因で、「大リストラ」「派遣切り」といった、心おだやかでないニュースが続いていますね。そしてとても気になるのは自殺のニュース。東京近郊では年末から急増していて、列車事故では最近、負の連鎖を起こさせないためへの配慮か、「人身事故」とは表記されなくなってきました。
深刻に悩んでいる人を、なんとかして助けられないものでしょうか。
もちろん、簡単な悩みではないはずですから、軽々しくは言えないのですが、苦しい中でも手を取り合って生きていくことができないかなあ……と、思うのです。
以前、「『自殺予防週間』生き心地のよい社会とは」の記事中で紹介しましたが、私たちにできることとしては、
■「とにかく話を聞く」ことが、悩んでいる人の助けになるのだとわかりました。
今回はもうひとつ、
■「気になった人に声をかけてみる」プチボラを、ご紹介します。
福井県に住んでいる友人から聞いた話なのですが、※東尋坊(とうじんぼう)で松林を歩いていたところ、ボランティアさんに「こんにちは、お一人ですか?」と、声をかけられたそうです。
(※東尋坊=福井県北部、九頭竜川河口北方にある景勝地。国の天然記念物・名勝指定を受けている/大辞林より)
友人は地元の人なので、その日はたまたま軽装で化粧をしておらず、そのうえ偶然、目にゴミが入って泣いているように見えたらしく、自殺企画者と間違えられたようです。
この有名な観光地・東尋坊では、現在まで、残念ながら年間約25名、多い時には年間50〜60名の方々が亡くなられていました。見て見ぬふりはできないと活動をはじめた「声かけボランティア」の存在が有名で、NPOメンバーや有志が、普段から見回りを続けておられます。
どうしてかというと、「自殺をしようとしている人は、最後の最後まで迷う気持ちがあり、誰かと話すことで思いとどまるケースが非常に多いから」だそうです。
有志によるパトロールは、活動がはじまった2004年から2008年までの4年8か月間で、165名もの自殺企画者の方々を保護しています。 |
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| 10円玉やテレホンカードを置く、メッセージをそえる、なども。 |
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たまたま福井に出かける機会があり、東尋坊へ立ち寄ってみました。
高さ25mの断崖絶壁(だんがいぜっぺき)が続く、大変すばらしい景色のところです。が、ちょっと気をつけてあたりを見ていると、
●自殺防止を呼びかけるような看板を、いくつか見つけることができました。
●公衆電話には「救いの電話−旅先からふる里へ電話してみませんか」と書かれてあり、相談窓口につながる電話番号や、はげましのメッセージが書かれてありました。
●電話の横には、たくさんの10円玉と、テレホンカードが置いてありました。
「どうか、生きてください……」悩める人々を思いやる気持ちが伝わってきます。
富士山麓の青木ヶ原樹海でも、同じように地元の人たちが気を配っているとよく聞きます。
例えば、タクシーの運転手さんなどが、不自然な時間に、ひとりで軽装のまま歩いている人を乗せたとき、さりげなく話しかけることで自殺防止に繋(つな)がったケースが、少なからずあるそうです。
身近なところで、「最近ようすがおかしいな、元気がないな」と思える人がいたら、声をかけたり、話しかけたりしてみませんか?
東尋坊のボランティアさんたちが行っているような活動なら、どこの地域でもできますよね。
大切なことは、「見知らぬ他人(だけど、隣人ですよね)を、思いやる気持ち」ではないでしょうか。
・「自殺」の検索結果
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| 電話ボックス内には、10円玉、テレホンカード、悩み相談への電話番号、はげましのメッセージがありました。 |
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| 電話ボックス外には、「旅先からふる里へ電話してみませんか」と、問いかけてあります。このような公衆電話が、ほかにもあります。 |
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