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プチボラしよう! プチボラしよう!
2008年10月30日号 [ジャンル:その他]

布をリサイクル!キュートな小物を作っちゃお!
縫い物をしたことがない人にも、できますヨ。
「着物の古布(こふ)を使って、がま口サイフを作ってみませんか?」手作好きの集まりでそんな提案をされ、見本をみせてもらいました。「あっ、カワイイ……」手にしっくりなじむ大きさで、古布(こふ)独特のやわらかい手ざわりや柄がどこかなつかしく、不思議とモダンでもありました。

「口金の内側と布は、どうしてこんなにきれいにくっついているのかしら?」
「私も昔から、そこがどうなっているのか、謎だったんですよ〜」
……作り方がわかれば、自宅にある着物や綿シャツ、ハンカチなどをリサイクルできそう。
……パーティーバックやポーチ、印鑑入れなど、がま口タイプの小物入れが自分で作れたらステキ。
……思い出のつまった布をリサイクルして作り、プレゼントしたらよろこばれるんじゃないかしら。
みんなの中で“知りたい・作りたいキモチ”がふくらみ、「一緒に作り方を習ってみよう!」ということになりました。

「今日みなさんとの出会いが、がま口に興味があって作ってみたい! という方の、入り口になったらうれしいです」。作り方を教えてくださる若い女性、古布作家のu'cchi*(ウッチー)先生が、最初にそう話してくれました。
「縫い物をまったくしたことがない人でも大丈夫、完成できますヨ」。先生にそう説明され、みんなでホッとしました。縫い物をふだん少しはしているけれど、難しかったらどうしようと不安だったからです。

若い先生に、がま口小物を作りはじめたきっかけをたずねてみました。
「昔から“和のもの”が好きで、気に入った着物の端布(はぎれ)、とくに古布を見つけると買っていました。これで何か作れたらいいなと思っていたんです。ある時、旅行にでかけた京都でステキながま口小物に出会い、いくつかお土産に買ったんです。じっくり見ているうちに、“もしかしたら作れるかも……”と思ったのがきっかけです。古布のなんともいえない色合いや繊細(せんさい)さ、粋(いき)な柄の出し方などが魅力的です」(u'cchi*(ウッチー)さん)
古い物が、若い世代の手をへて別の物に生まれ変わる。和の文化をつないでいくようすが、いいですね。

この日は、作り方を習うのが目的だったので、先生があらかじめ準備してくださった、裁断・接着芯(しん)はり済みの古布を使って作りました。まず、表側と内側の布を選ぶのですが、「まったく印象の違う色や柄にしたほうが面白いですよ」とアドバイスされたため、全員で、しばし楽しく迷いました。

●材料/口金、表布、内布、接着芯(しん)、紙ヒモ、ボンド
●使った道具/針、糸、はさみ、アイロン、目打ち、ドライバー、ペンチ、あて布
(口金や型紙は、色、素材、大きさなど、さまざまなものが手芸店やネット通販で販売されています。詳しい作り方は、市販の手作り小物の本やキットを参考にしてください)

−中表にした表布と内布を袋状に縫って、合わせます。
−布の本体部分が縫えたら、口金のミゾにボンドを少し塗り、竹串(くし)かつまようじで全体にのばします。
−袋状に縫った布を、口金のミゾに目打ちを使ってはめていきます。
−口金に布が入ったら、そこに沿わせるように紙ヒモを差し込みます。
−口金のはしにあて布をして傷がつかないようにし、ペンチで内側だけ(開けたときの内側4か所)をつぶすと、完成です。
作りかえてまだまだ使える〜!
「わーー、うれしい!」「できた。カワイイー」みんな、できあがった自分のサイフを手にして、口金をあけたりしめたり、本当にうれしそう。私もとってもうれしくて、自分の子どものようにやさしくやさしくなでてしまいました。
完成したみんなの作品を並べて、記念撮影。内布もステキなので、口をカパッと開けたままにして、もういちど撮影。「本当に“ガマの口”みたいでおかしいね」みんなニコニコ、顔がゆるみっぱなしです。

先生が、「小さいがま口を作ってこの中に入れると、お札と小銭を分けて入れられますよ」と、教えてくれ、実際に小さいがま口を入れて見せてくれました。とても便利そうだし、おサイフの中から小さなサイフが出てくる瞬間、気持ちがとてもなごむんです。
「印鑑入れは、USBメモリを入れるのにもピッタリですヨ」とも教えられ、目からウロコでした。「印鑑入れはハンコを入れるものだ」って、思いこんでいません? 私はそうでした。

帰宅後、わたしは、すぐにタンスや机の引き出しをゴソゴソ。あるある、今は着ていない着物、衿(えり)だけがすれた夫の綿シャツ、いただきものの使い古した手ぬぐい……。
「やった、作りかえてまだまだ使える〜!」
捨てられなかった布たちをリサイクルできる方法があるって、いいですよね。
ほかにも、ぼろぼろになった印鑑ケースがあるので、「布部分を作りかえよう!」と決心しました。印鑑ケースくらいの大きさなら、洋服についてくるハギレでもできそうです。“スーツやワンピースとお揃いのUSBケース”なんて、面白いと思いません? 印鑑ケースの口金を開いてよくみると、布を四角く縫って差し込むだけのようだし、おサイフよりも簡単にできちゃいそうです。

「自分で作ると愛着がわきますし、大切に使いますよ。たとえば、形見の布で小物を作ってプレゼントすると、とてもよろこばれます」と、u'cchi*(ウッチー)先生。
リサイクルと手作りのぬくもりの両方を、味わってみませんか?「仲間と一緒にたくさん作ってバザーに出し、売り上げを寄付をする」なんてプチボラも、きっと、とっても楽しいですよ。

《関連リンク》
ふろしきで粋にエコっちゃおう!日本人の心でプチボラ! -バックナンバー

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ライター 小椋知子 ライター 小椋知子
プロフィール

  完成した作品です。昔の着物のハギレなんですよ。物を大切にリサイクルできるし、しかもステキでしょ?  
完成した作品です。昔の着物のハギレなんですよ。物を大切にリサイクルできるし、しかもステキでしょ?
  すべて手縫いで作れるから、はじめてさんでも大丈夫でした。チクチク…手作りを味わう瞬間です。  
すべて手縫いで作れるから、はじめてさんでも大丈夫でした。チクチク…手作りを味わう瞬間です。
  できたての私のがま口サイフ。表と内をまったくちがう色柄にして楽しめます。古い手ぬぐいや綿シャツでも作ってみたくなりました。  
できたての私のがま口サイフ。表と内をまったくちがう色柄にして楽しめます。古い手ぬぐいや綿シャツでも作ってみたくなりました。

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