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ボラバイト特集 「ボラバイト」とは、「ボランティア」と「アルバイト」の中間といえる労働スタイルについた呼び名です。
volu-beit 1 キャンプ場で先生に volu-beit 2 牧場で酪農体験 volu-beit 3 いちご農園のお手伝い Q&A ボラバイトって何?
 
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キャンプ場で先生に
  南アルプスを望む大自然に囲まれながら、奔放な子どもたちを相手に大奮闘!
 
  ゴールデンウイーク最終日。鮮烈な先制パンチを受けて体験取材が始まった。
「冷て〜ぇっ!!」朝8時のキャンプ場に、悲鳴にも似た叫び声がこだまする。
この日はゴールデンウイークの最終日。時期遅れの八重桜が風に散り、桜吹雪となっていた。

長野県上伊那郡にある「信州伊那谷キャンパーズヴィレッジ」に体験取材のため訪れた私が最初に手伝った仕事が、詰まった排水パイプの開通作業だった。わき水の中に手を突っ込み、その冷たさに「山奥に来たな〜」と実感。悲鳴をあげた私の横では、大学生の工藤慎吾くん(21)が笑っている。ゴールデンウイーク中ずっと、ここでボラバイトとして働いているという。すでに繁忙期は過ぎ、宿泊客はいなかった。今日は地元の子相手の「自然学校」。マウンテンバイク(MTB)の講習会と、ネイチャークラフトだ。
 
  19人の子どもたちと父親を相手に、大奮闘。
もう一人のボラバイト、東江綾子さん(25)が、MTBの整備を始めていた。2人ともボラバイト初体験。この地に来て講習を受け、MTBのアシスタントインストラクターの資格を取っているそうだ。徐々に地元の子どもたちが集まってきて「ぼっくりセンセ〜」と声を掛けてくる。東江さんが「なぁに?」と返事。キャンプ場に来たスタッフは、みんな“あだ名”で呼ばれることになるのだ。ちなみに工藤くんのあだ名は「どんべえ」。似合っている。

19人の子どもたちとその父親を相手に、講習会が始まった。
講師はどんべえとぼっくりだ。注目を集めたくて勝手な発言ばかりするヤンチャ君はじめ、子どもたちのパワーに圧倒されっぱなしの私の横で、工藤くんが「繁忙期なんかもっとすごかったですよ」とまた笑う。実際2人とも、子どもたちの相手がホントにうまい。小学校の先生を目指している工藤くんは言わずもがなだ。奔放な子どもたちの発言に相づちをきっちり打ちながら「このギアは押すと軽くなるから『オスカル』と覚えような」などと、子どもたちの興味をうまく引いていく。

笑顔の絶えないなか、午前中の「自然学校(マウンテンバイクスクール)」は終わりを告げた。
 
  午後はネイチャークラフトを体験!
午後は父親と子どもたちは、工藤くん指導の下、MTBで山を登る1時間強のサイクリングに出る。私はほかの子たちと一緒にネイチャークラフトに参加。こちらの担当は東江さんだ。

既製品の写真立てやボードに、自分たちで採ってきた石ころや木の枝を使って装飾を施し、自分だけの雑貨を作る。思い思いに色を塗ったり石をはり付けたり。完成した「マイ額縁」を自慢げに見せてくれる女の子。生きている虫を接着剤でくっつけようとして怒られる男の子。東江さんはあるときは子どもを抱きしめながら、あるときは目を見て話しながら、子どもと楽しい時間を共有している感じだ。「もともと保育園でのアルバイト経験がありますし、子どもと触れ合えるからこのバイト先を選んだともいえます」と照れながら話してくれた。

笑いの絶えないなか、あっという間に時間が過ぎ、サイクリングチームが疲労のなかにも笑顔を見せながら戻ってきた。「頑張れ〜」と娘からの声援を受けて踏ん張るお父さんに、ついつい笑みがこぼれる。そうしてこの日の「自然学校」は終わった。でもボラバイトの仕事はまだ続く。
「信州伊那谷キャンパーズヴィレッジ」そばにある小渋ダム。
「信州伊那谷キャンパーズヴィレッジ」そばにある小渋ダム。
 
小渋川方面から上ると、かなりの峠道となる。R153方面から入ったほうが得策。
小渋川方面から上ると、かなりの峠道となる。R153方面から入ったほうが得策。
 
ようやく着いた入り口。これに限らず、すべての施設が手作りだ。
ようやく着いた入り口。これに限らず、すべての施設が手作りだ。
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